REPORT

2020年10月 政策リポート/プレス立憲民主 号外 No.22

2020.10.15(木)/お知らせ,活動報告

-新しい立憲民主党がスタートしました。

令和2年9月15日の結党大会により、新しい立憲民主党がスタートしました。私も改めて東京都第2区総支部長に選任され、気持ちも新たに活動を再スタートしています。

-新しい立憲民主党はどのような政党ですか?

基本理念(裏面参照)の最初に「『自由』と『多様性』を尊重し、支え合」うことが挙げられているとおり、自由や多様性に対して寛容な社会を作ることを目指す政党ですね。

-もう少し具体的に教えてもらえますか?

自由や多様性について、党の綱領には、自由な社会を構築するために、あらゆる差別に対して断固して闘う姿勢や、ジェンダー平等の実現、性的指向や性自認等によって差別されない社会を構築することとされています。また、多様な価値観や生き方を認め、すべての人に居場所のある社会を構築することともされています。

-松尾さん自身は、社会における格差や差別に対してどのように考えていますか?

私が政治を志した理由の一つに、弁護士としての仕事を通じて直面した社会の様々な理不尽の存在があります。この理不尽の大きな一つが、社会における差別や格差です。このあらゆる理不尽、格差、差別を無くしていくことが、私が成し遂げたいことのひとつです。

-格差はなぜ生まれるのでしょうか?

例えば、日本で働いている男性のうち約80%が正社員で働いています。一方、女性で正社員として働いているのは約45%に留まっています。日本における仕事全部を見渡した時に、男性でしかすることが出来ない仕事がそこまで多いはずはなく、男女の能力は原則として同じです。それにも関わらずこれだけの違いがでるのは、やはり社会の中に、男女を別異に取り扱うシステムが存在していることを認めざるを得ません。女性の社会進出は進んでいます。しかし、社会システムが変わらないので一部の人にしわ寄せがいき、格差の原因となってしまうのです。
これら既存の社会システムを一つ一つ解きほぐし、解消していかなければならないのです。

-特に、コロナウィルス禍によって問題が見えてきました

新型コロナウィルスの影響によって仕事が少なくなり、職を失った人は、非正規社員の人が圧倒的に多い。そして、そのうち女性の割合が多いのです。弁護士である私のところに、仕事が減り経済的に立ち行かなくなってしまった、休業手当だけでは生活ができない、と相談にくる女性も何人もいます。さらに、コロナウィルスの感染拡大が始まってから半年以上が経過し、自殺をする人が増えていますが、男性よりも女性の方が、増加幅がかなり大きい。男性は6%増、女性は40%増です。これは決して見過ごすことができない現象です。

-日本ではジェンダー平等の主体は女性と捉えられがちです。

そうかもしれません。しかし、この問題は男性が主体的意識的に、自分の問題として取り組まないと解決することは難しいと思います。私は弁護士として離婚問題も取り扱っています。親が離婚をした際、小さい子供の親権者はほぼ間違いなく母親になります。子供の親権者になれないことを嘆く父親も多いのですが、これまで「子育ては女性が行うものだ」という社会を作ってきたことの帰結とも考えられます。社会における理不尽さ、格差を一つ一つ取り除いていく雰囲気を醸成することは、巡り巡って自分自身が様々な場面で受けている理不尽、格差を取り除いていくことにもつながっていくのです。女性が受けている理不尽な取り扱い、セクシャルハラスメントや性犯罪被害について、対応・解決する機関はありますがまだまだ不十分です。これらに対する積極的な支援、利用アクセスの向上、資料収集の簡便化も行っていく必要がありますが、これらは女性でなければできないものでは勿論ありません。理不尽な取り扱いを受けることを恐れている女性が、足を踏み出せる社会にしたいですね。また、子育てにしても、男性でも女性でも子育てしやすい環境づくりが大切です。コロナウィルスの影響でテレワークも広がっています。子連れでもテレワークがしやすいような、託児所付きコワーキングスペースを運営できるように法改正を行ってもいいですね。

-LGBT(SOGI)についてはどのように考えていますか?

性的指向のような個人的な問題に対して他人が口出しをすることがそもそもおかしいのであって、理不尽な取り扱いをする理由にはなりません。そのまま受け容れればいいと思います。以前、私の職場にもLGBTの従業員がいましたが、その人に「どうして欲しい?」と聞いたら、「普通に接してくれればそれでいい」と答えました。この経験もあり、誰もが普通のこととして接することができる社会を目指しています。
そして、社会全体としてみても、様々な価値観を持ち、様々な経験をしている人が、周りの目を気にせずに自由に意見を言うことができる、やりたい行動をすることができる、そんな多様性を許容する社会の方が、画一的で同調圧力に支配されている社会に比べて、豊かな社会であり、発展すると考えています。これからの世界においては、社会課題の解決のために、新しいものを生み出していく、イノベーションを起こしていくことが必要です。そのために欠かせない要素が多様性です(それと、挑戦できるセーフティネット。これについてはまた後日。)。
私がいつも言っている金子みすずさんの詩の一部、「みんなちがって、みんないい」。こんな社会こそ が、豊かで面白い社会、子供たちや孫たちに残していきたい社会です。

<了>

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